和久川沿い城館群Ⅱ 福知山市

福知山市のランドマークは福知山城と山には烏ヶ岳-鬼ヶ城があるが、市街地の北西方にも高くはないが｢大文字｣が山頂部近くに目立つ姫髪山がある。和久川に沿っての城館廻りでは･どの城砦も姫髪山が被写体に入ってくる。

和久川に面した丘陵上の城が川を濠・急斜面の切岸は天然の要害。二つの城も和久川に架かる橋を渡ると其処には･同じ様な位置に鳥居があり急な石段の参道を登りつめると祠が祀られた曲輪がある…が為に遺構が旧態を保たれているかは不明。

和久川が大きく蛇行するコーナー部分に位置する半田城と新庄城半田城には｢武者隠し｣の様な小曲輪が有るという(未確認)　新庄城は大きな堀切で二分された一城別郭状で空堀が主郭部を廻る　城史も伝承も残らない(?)和久郷の城砦群だが、地元でも歴史の掘り起こし･遺構保存には努めていただきたいものです。

Comments

[べーさん]

今安城に関してですが、遺跡地図の場所のほうが正しい位置で、市史の位置や写真のの山は違います。
写真の山から西へ谷ひとつ超えた山です。遺構に関しては記述どおり南北朝期
と思われる古風な段々の曲輪と堀切、土橋が山頂の尾根沿いに残っています。
この今安城の近くには、福知山市内でも最大の方墳、妙見1号墳や、前方後円墳、曲輪や土塁、堀切を残す砦跡なんかも残ってますよ。

[天々]

たしかに今安城の位置は市史に記された天照玉命神社の北方よりは西に位置する丘陵にある方が、南北朝期　姫髪山の西を上川口へ抜ける間道のほうが、但馬を結ぶ重要な街道だったのかも・・・此の交通・往来監視には適所ですね。
南朝方が多かった土地でも有り但馬・丹波を結ぶ重要連絡道のようですね。榎原を抜けて兵庫丹波側へ抜けると、芦田氏の領地ですが多くが北朝方の中にあって南朝方でした。遺構については改修されながら中世まで続いていた城の様で、教育委員会Web遺跡地図で確認し　是非改めて出かけて見たいと思います。お知らせありがとうございました。