紅葉の神池寺 丹波市

此処・一帯は多紀連山県立自然公園に指定されている妙高山:神池寺は「丹波比叡」とも呼ばれる天台宗中本山:養老2年(718)法道仙人創建の古刹です。
画像
昨日のブログ「日ヶ奥渓谷」からのハイキング道が此処に通じます。一般的ではないのですが往時の参道他・幾つかのコースを歩いていますが、神池寺までは車で登ってこられます。もっと早く紹介したい紅葉スポットですが、其のことが悪いことの様な気もします(^^ゞ  
画像
丹波もみじ三山の別格に推したい所ですが、車道狭く・なによりも山深い名刹:モリアオガエルが生息する伝説の「すまずの池」が汚されることもなく、サザンカの花咲く藪を抜けて出てきた鹿の足跡が周囲に一杯残されている方が 整備され屋台まで並ぶ状態を想えば 
画像
今のままの方がずっといいと思う。聖武天皇勅願所で、天平年間(729~749)行基が、仁寿年間(851~854)には慈覚大師(比叡山興隆の祖)が来山したという。還俗した大塔宮護良親王が元弘3年(1333)4月比叡山や神池寺の僧兵を纏めて六波羅を攻めるが、
画像
敗れて丹波へ退き神池寺に籠もったとの伝承も残ります。此の妙高山の周囲は原生林に近い森、多くの稀少植物類や鳥類が生息していすが、本堂横に広がる切り開きに「兵庫県立自然公園」の朽ちかけた標柱。むしろこのまま自然に還元していく方が良いのかも…。


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック