霞ヶ城(森本城) 多可町中区

東播磨の山城オフで野間山城に向う前に霞ヶ城(森本城)を先ず案内。思い出川と杉原川が合流する二つの川に挟まれた間子(まこう)は夏でも水に事欠かない湧き水・泥田に「間子のスズメは泥田で足をとられて飛べずに歩く」という伝説があり橋の親柱にはスズメの像が飾られているが他にも間子の七不思議の伝承がある。
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その間子の東から南方の森本集落への尾根上に位置して、南郭と北郭に異なった縄張りを持つ一城別郭の霞ヶ城があります。南北朝期の築城とされるが、次々と変わる城主についても、其の在城時期や経緯には不明点も多いようですが、
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最後の城主森本氏は別所重棟が貝野城・段ノ城等に在田氏を攻めた際、丹波朝日城主後に黒井城主の荻野直正等連合軍に参戦して在田氏を攻めるが、同年?には重棟に攻め滅ばされる…等数奇な城史を持つ城だが石積・土塁付の大竪堀や空掘等々の遺構を残して山城廻りの魅力を堪能させてくれます。


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