永澤寺と永沢寺花しょうぶ園 三田市

美濃坂峠を越え摂丹(摂津・丹波)境界の三国公園:三国ヶ岳登山口「ふきのとう休憩所」から、母子茶の茶畑を眺めながら三田市街地への県道49号線を走ると、柴田ファーム(アウトドアレジャー施設)への分岐を右に見送って、長閑な山間の小峠を抜け出ると、永沢寺(地名:えいたくじ)の永澤寺(ようたくじ)の三つの山門前を見て、車と人々で賑わい「そば道場」の看板が目立ち、数多くの幡が目につく「永沢寺花しょうぶ園」の着く。
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永澤寺は応安年間(1368-75)【猪名川町の景福寺が応安2年なので応安元年(1368)か応安2年】南北朝期の足利幕府管領職:細川頼之が後円融天皇の勅願を受け、通幻寂霊禅師により開山された曹洞宗の禅寺です。通幻禅師は「土中出誕の僧」で「子育て幽霊・飴買い幽霊」伝説の一つとして語られる特異な出生と、其の後:永澤寺に於いては「竜のうろこ」伝説としても、ともに「三田の民話」に紹介されています。
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徳川家康から勅願所として十万石を与えられる等・格式は高く、先に記した三つの門の中央には茅葺の勅使門(茅葺では国内でも2ヶ所だけという!!)、左右に金鶏門と玉兎門があり、勅使門の東側・玉兎門を出て、車道を渡った正面に「永沢寺花しょうぶ園」があります。古刹:永澤寺は特に花の寺として、春は芝桜の花のじゅうたん・夏は回遊式の本格的な庭園として知られる「永沢寺花しょうぶ園」冬は牡丹の名所としても有名です。
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