旧朝倉家住宅 丹波市青垣町

以前に高座神社別名「蟻の宮」を紹介しているが、更に「蚕の宮」の別名を持つ神社です。丹波の此の地に養蚕が事業として発展し栄えた時期がありました。其の養蚕家旧朝倉家住宅が移設され丹波市青垣町歴史民俗資料館として公開されています。
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移転場所の佐治は但馬に至る丹波側最後の宿場町として栄えた地だが佐治木綿でも栄え商家群が但馬街道の宿場町風情を残しています。養蚕・木綿共に化繊に押されて廃れていくが、佐治木綿は民芸家柳宗悦氏により見出され今は丹波布として技術継承保存され「道の駅あおがき」には伝承館が併設され研修されています。
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遺産の保存に努められる一方では、維持続行が市財政上の問題等で、自助努力しても維持していくのが難しく、消え去る施設が出てきました。丹波市では山南町の旧小川村役場が永久保存を名目に歴史資料館として再出発し、足利尊氏所縁の石龕寺の扁額や「ててうち栗」の版木、松山古墳出土品等が展示されていましたが、資料館は廃止が決まりました。


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