晩秋の岩尾城 (人間地獄) 丹波市

濠や庭園・高石垣や白壁・櫓に囲まれる天守閣…近世の平城は観光城として雑踏の中に価値観を変えて存在するが:人知れず?険しい丘陵上に築かれた中世山城遺構に歴史や戦国ロマンを感じ・存在を自身の中に感じて訪城する城フアンもおられる
       人間地獄から蛇山(岩尾城跡)を望む
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山城の良さは眺めるだけの観光の城では体感する事も出来ない:直接遺構に触れ・切岸の高さ・堀の深さ・竪堀の凄さや井戸跡に当時の籠城戦の厳しさに…これ等遺構の中に一人身を置く事が出来るのが最大の魅力と思えます。
     人を呑み込む巨大な擂鉢状の蟻地獄が待ってますよ
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登山でも出発~目的への行程・下山まで…目にする数々の物・音・色・容に感動を覚えるものです。蛇山岩尾城へは幾つかの一般的ルートを取るが近世の石垣の城(石城)から古城(土城)の土塁囲いの曲輪・二重堀切を経て、
     西方から・北方からと篠ヶ峰に続く尾根や愛宕山~五台山を望む
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尾根上の削平の荒い平坦地の割りには曲輪ごとに堀切を残す中世の城遺構を確認しながら、西尾根伝いに尾根端の集落(若林)に降った。この西尾根ルートは石城からの捲き道と尾根筋で合流する地点付近に在る・人間地獄の景観から始まる。

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