惣山城 丹波市春日町

地質学上でも余り使用されなくなった?…ケルン・バットとかケルン・コルは:山学用語としても古語に近いのかも知れないが岩場道では樹木に標すテーピングに代わるケルン…岩場のバットレス(胸壁か!?)・コルは鞍部…の意味に使用している…棚原城から史跡:野村断層へ戻り、春日神社側から惣山城に向かう。
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野村断層の岩頭へはルンゼ状?(岩溝)伝いに登れそう!!?。其処から北側の丘陵ピークへは断層破砕帯の侵食による凹郭部(ケルンコル)の底から向かうが、谷沿い横堀状を其のまま西側へ抜け出せそうですだが、西端部は数10mの断層崖でまさに切り離された独立丘陵(ケルンバット)のケルンコルから急斜面でもない丘陵尾根筋を7ー80mで岩盤上に削平された祠に着く。
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長方形の主郭部は南北約60mX東西約18mで、毘沙門堂が建ち大黒天も祀られる。此処へは西の集落から溝谷に架かる大黒橋から直上する長く急な階段を上り切った所に立つ毘沙門天の鳥居を潜れば主郭。毘沙門天像は盗難に遭って、此処には無く・今は別の場所に祀られています。昇ってきた南尾根側の東側に竪堀を、石段道との間の西斜面に三本ばかり畝状に竪堀が走っているのを見ます。此の主郭下の東北端部に越曲輪があり、北端の小曲輪への連絡通路となり、北東端下方も断層崖・岩頭部が自然地形の見張所か?。丘陵北末端部(上・最初の写真)の断層崖上にサイレン塔があり、いかにも監視の櫓台があった感じがします。


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