成松愛宕祭「造りもの」 2009年 丹波市

丹波市の納涼花火大会のトップを切って7月初めに実施されてきた山南町円応花火大会は一時期・無期限?に中断されると聞いていたが今年も無事に実施された。納涼祭りのフイナーレが成松の愛宕祭(例年23~24日)で24日夜には夏の終わりを飾る花火大会が霧山を望む京橋近くの佐治川で行なわれる。
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甲賀山麓一帯で23ー24日の両日行なわれる愛宕祭は宿場・街道筋の面影を残す町内各組の「造りもの」を見て廻るのが目的。愛宕信仰により元禄年間(1688-1704)頃より引継がれてきたと思われる伝統の奉納「造りもの」は各町で趣向を凝らし展示されている。ただ記録に残されれているのは古いもので明治24年以降…其の行事内容も不明と云う。「造りもの」は其の材料に金物・陶器・祝儀物の熨斗・
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扇子等用品や、日用品や食器・食品、工場廃材の金属類等のうち、一種類一式を用いて作製されるのが特徴です。例年制作テーマを決めるのにNHK連続ドラマは圧倒的に多い様で、今年は「愛の兜」で人気の直江兼続、8月末の選挙を控えて「国会議事堂」・400年祭の篠山城・宇宙長期滞在:若田氏とスベースシャトルらしいものも!!・三年目を迎えた「丹波竜」発掘で今年は「ティラノサウルス」類の歯も発見され、早速にスチールウール・金属タワシに身をつつんで迫力の登場。
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一種類一式を用いて作製する制約に、いかに創意工夫して作品を生かせるか・表現できるか・地区内の町ごとに集まって、アルコール抜きで、製作に挑み頑張るチームワークにも、完成後の乾杯に喜ぶ町内会のメンバーの姿を 想像して観賞してみるのも楽しいですね。 


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