坂本の化け椿 多可町八千代区

光龍寺城登城口側にあるエアレーベン八千代に寄った後、県道143号野間川沿いに野間城登城口側からフロイデン八千代(滞在型市民農園)の前を抜けマイスター工房八千代(地元食文化の研究・開発を進め、その加工センタ・販売所で住民のカルチャーセンタでもある)に着く。昼も過ぎお目当ての限定食品は既に売り切れか !!?と諦めていたが運よくキャンセルがあって購入できた。
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マイスター工房…からも近い場所に県の郷土記念物「ヤブツバキ」がある。幹周約2.5m・樹高約12m・定樹齢約5~600年と云われる県内最大の巨木で時季外れ(年に2-3度)開花することもあって「化椿」の名がある。木に咲く春の花…桜でもなく・梅でもない・椿を題材に幾つか選択中に陽候続きで、春も一気に過ぎ去る勢いの此の頃…ツバキの前には自然石の三界萬霊等(碑)があり、多くの無縁の石塔婆・五輪塔が祀られ、恐ろしげな伝承もありそうです。
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八千代区から中区を抜ける帰路に貝野城と段ノ城があり、此処の城主が在田氏で落城の際・野間城へ逃れようとして逃げ切れず途中で自刃しています。…その一ヵ月後の天正3年(1575)8月・同じ別所重棟(後に但馬八木城主となった)に攻められ落城したのが、野間山城最期の城主:在田国康の時。再起を図り敗走した家臣・将兵の多くも此の地で斃れたと云い、諸処に祀られていた五輪塔等々も此処に集められ合祀されているのでしょうか。
坂本の化椿 ⇒ http://tanbakiri.web.fc2.com/HARIMA-YACHIYOnomayama-siro-docu.htm


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