新井神社と木彫りの猿 丹波市

数多くの古墳群が点在し横穴式石室の石組や、横穴の玄室部には崩れた石壁に挟まれた石棺が見える円墳もある一帯はキャンプ施設のある「丹波悠々の森」は丹波守護:仁木頼章の高見城の登山口ともなっている。登山よりはログハウスのレストランに立寄る事の方が多いが…
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”悠々の森”への入口手前の集落奥に新井神社と石見神社(石造りでは日本一の大碁盤)がある。新井(にい)神社は第29代欽明天皇(6世紀 509‐571在位)の頃の創建といわれ延喜式・氷上郡内式内社17社の一つ。葺き替えられ一寸イメージが変わるが、萱葺きの本殿は兵庫県指定(平成3年)文化財。此の本殿の両脇に木彫りの猿が鎮座している。
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丹波柏原の名工の一人中井権次正貞(中井一党として寺社建築を飾る彫刻師)・石工で”日本一”と称された丹波佐吉。石工になりたかったが木工彫刻家の道を進まれ柏原陣屋前に石像・歴史資料館内に木造の「ステ女像」がある。県文化賞等を受賞されている磯尾柏里(初代)が居られ柏原厄神社には石造柏里氏の狛犬もある。
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新井神社の猿の作者:三代目:中井権次正貞を挙げたが寺大工から寺社彫刻として成った中井一家として挙げるべきなのかも知れないが…!。兵庫丹波を初め播磨・但馬・京丹波の寺社建築にも装飾彫刻の素晴らしい作品が見られます。


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