青面金剛 丹波市

田ノ口城登城口に鹿島神社がある。北近畿豊岡自動車道越しの北丘陵部山頂の田ノ口城曲輪に祀られる秋葉神社の遥拝所で、山垣城主:足立氏一族の守護神として祀られたものか?。神社は茨城県鹿嶋市の官幣大社:鹿島神社から分霊されたものか?祭神の武甕槌神(タケミカヅチノカミ )は武神であり、足立遠政が但馬出陣の際…等には鹿島神社に武運長久を祈願したものと推察されます。

境内東側の祠には板碑?と石彫石像ニ体が祀られるが石仏は<青面金剛像で(文字を刻む庚申塔はよく見かける…)礎石部に三猿(見猿･言わ猿･聞か猿)が刻まれている。六本の手に剣･弓等を持つが左手にショケラ【諸説あるが、上半身裸の女人は三尸(サンシ)虫といい!?人間が生まれた時から体内にいる虫で、その人間の悪事を天の神に告げるのを阻止する為、庚申の日には夜を寝ずに過ごす庚申待ちの行事<庚申講>がある】ショコラ=？半裸の女人像は髪を掴んでブラ下げており、手を合せているのは許しを乞う!!青面金剛の異様な姿は目を惹く。
　　　　　　田ノ口城の二重堀切と大土塁

石仏フアンの｢山あそ｣さんならご存知ですネ？。作風等が一様でない青面金剛像を画像コレクションするのには面白そう。鹿島神社から向かう田ノ口城は小振ながら三方の尾根に堀切を設け段曲輪を積む・主郭背後の尾根を遮断して大土塁を挟む二重堀切は見応え充分