将監城 福知山市猪崎

将監城としたが、福知山市遺跡地図には将監遺跡となっています。福知山市街から由良川を渡る音無瀬橋の正面左側・住宅地背後の丘陵上に猪崎城が在りました。小笠原(塩見大膳大夫)頼勝が塩見氏を名乗り、永正年間(1501~08)横山の地(現・福知山城)に砦を築き、天文年間(1532-55)長男頼氏が横山城に、三男塩見監物(筑前守)利勝が此処:今城山に広大な主郭を取巻く土塁や横堀を巡らした猪崎城を築いています。
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此の丘陵東麓に三段池公園があり、公園内を抜け醍醐寺へ向かう車道を挟んで、空堀や土塁が検出されている将監遺跡があります。幅狭く短い丘陵部一帯は、丘陵頂部まで宅地・畑地・広い空地となっていますが、公園内車道や、猪崎城登城口付近は墓地公園となり、相当に開発・整備により改変されているようで、縄張り図が取れない程。発掘ではなく測量調査とも記されており猪崎城と居館セットの城遺構とならなかっのか?…と調査報告資料等を知ず勝手な想定です。
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歴代城主に将監の官位名を持つ人物が居たのかも知らないが、車道向いの三段池周辺に点在する古墳群の中に、将監山古墳群があり、遺跡名はここから命名されたものか?。今となっては思い込みだけの遺構。三段池側から望む丘城状の姿・土塁虎口のも見える小社への参道からの入口。数段の削平段とその切岸・堀切道状を上り詰めると、”城山<猪崎城跡>”の石碑が立つ墓地入口の登城口です。京都府は城砦分布の再確認調査が行われているようなので、調査後の報告資料等を参考にレポート削除?や再訪して確認することになるのかも!!?。


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