至山・山南仁王駅 丹波市山南町

”丹波”の名の語源ともなったとされる赤米の里丹波市山南町の南境界を北方から佐治川(現:加古川)が東からは篠山川が合流して・此処から加古川となって南へ流れ出します。この三河川合流地点の旧佐治川側に井原橋が掛かり、南詰めの東(合流地点側)にはミニ道の駅「山南仁王駅」が在り、南側に阿形の仁王像が立つ。
画像
南詰め西側は佐治川沿い南側から西方へ延び上がり石金山へと続く低丘陵尾根が始まる。この尾根筋東先端部が三川の合流地点・道の駅のあるR175号に落ち込む。この丘陵北裾一帯が「であい公園」で入口には吽形の仁王像が立つ。二体の仁王像が石龕寺の仁王門に立つ国指定重要文化財で仁治3年(1242)肥後法橘定慶の作とされる実物大のレプリカです。
画像
公園内の河川は釣り客・山麓側は桜公園でもあり、駐車場奥からはイタリ(至)山への登山口。仁王像背後の階段道上は展望公園だが此処に「太平記(巻33)」に記される南北朝期の悲話として三ッ塚の古蹟由来石碑が立つ。
画像
公園山裾側中程には国学者野々口隆正の歌碑がたつ。「いたり山 道のいたりは日の本の  もとつ教えのほかにあらめや」…と。イタリ(至)山は播丹境界尾根の末端にある低山だが此の先に続く尾根はなく篠山川(思出川)と佐治川(現在は加古川)が合流して 加古川となる基点にあり”イタリがハナ(端)”とも呼ばれます。


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック