もみじ寺?”達身寺” 丹波市

県道7号の霧山麓を西へ進み「常楽交差点」を西に走る県道78号(丹波加美線)に入る。かどの(葛野)の郷を過ぎ葛野川の手前分岐を右折して達身寺へ向かう清住の里達身寺は南郷城の尾根筋北西麓に位置し、丘陵続きの十九山(どれが最高ピークか判らない瘤尾根)はカヤマチ山から岩屋山へと延びていく。
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カタクリの自生地として有名だがコスモスの里としても・更に今年(平成24年<2012>)の秋からは”丹波もみじめぐり”九ヶ寺として仲間入り…とはいえ十九山達身寺(曹洞宗)は丹波の正倉院とも称され、丹波古刹十五ヶ寺霊場第六番・西国薬師四十九霊場第25番札所ともなっている。
   毘沙門堂裏手(達身寺公園)
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行基菩薩の開窓と云われ元は天台か真言系であったと思われますが由緒に不明点は多い様ですが丹波の古刹。十九山の達身(たるみ)堂を本堂として此の地に移し十九山達身寺と名付けられた。茅葺き屋根の本堂から奥の宝物殿に入ると平安・鎌倉期の仏像80躯余りの仏像が並びそれぞれが文化財指定(国重文12体・兵庫県指定34体・丹波市指定33体)を受けている。
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達身寺の仏像には謎が多くまた諸説ある。一寺に一躯奉ればよいとされる本尊仏や兜跋毘沙門天が数多くあり、それら数体が未完成であることから仏師集団の工房説がある。さらに「達身寺様式」とよばれている仏像の特徴的なお姿(腹の辺りが膨らんだ姿)や仏像の多くは平安後期から鎌倉初期に作られたものとされる。
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宝物館・?本堂を出て…さてどこがモミジ…?。”もみじ”が秋とはかぎらない…?。達身寺の裏山(宿泊・料理の市立休養施設”やすら樹”との間)東側の丘陵斜面には5月の新緑の候:緑の斜面に赤が映えるノムラモミジ(楓)とドウダンツツジが、晩秋の曇空の下でも燃えるような赤色で染まる。何時もは派手に着飾っている満開!!の筈のサザンカは寂しそう。今年は未だ早いのか?遅いのか?


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