金の椎の実 福知山市

民話に｢鶴の恩返し｣がありますね。そして花札でもないでしょうが、木に止まり、巣造りをする…吉兆として喜ばれる”鶴”が森にいて木にとまる？…鶴とコウノトリを｢とり違えた!!?｣…おかしな話も多いですね。此処に:木の下に落ちていた雛と、其の雛をかばう親のコウノトリがいた。

瀕死の雛を助けた女の子　其のお母さんの病気を治したコウノトリの恩返しはＴＶ｢マンガ日本むかし話｣でも(TBS系昭和63年(1988)10月に放映されていました。｢金の椎の実｣の民話が福知山市生野に残ります。此処はR9号(山陰道)を直ぐ目前に望む古道京街道の短い坂道を上がった所:生野天神社(生野天神宮)が鎮まる神社前からの道は、

嘗て繁栄していた宿場町の風情を･立ち並ぶ民家と車幅から雰囲気を少しは感じられる生野の里。細野峠を越え、土師(はぜ)川沿い山陰道を荻原地区に入ると小倉百人一首の絵看板をみる。其の絵札が此れ：小式部内侍の「大江山生野の道の遠ければまだ文も見ず天の橋立」の舞台ともなる「生野の里」の鎮守の森にありました。なを生野神社(市内に五座在る延喜式内社の一)は東方のR9号線側:三俣に鎮座する。
　　堀越城(小倉山・大蔵山)遠望

宿場町”生野の里”は綾部藩九鬼氏の領地で丹後宮津藩主も参勤交代の際に此処が本陣ともなった様。街道筋から望む低い山(点名:生野)と最高所の小倉山(大蔵山)には堀越城が在り、小倉氏の堀越城(再訪)と其の北麓に在る家臣：市田氏とも井本氏とも…云われる?居城の坂室城･正後寺城を訪ねる。遺構も城史一切も不明ながら、堀越城へ通じる大手か?搦手道？がある。