案山子まつり 2013年 丹波市

市島町鴨庄(北奥地区)で平成10年より始められ毎年8月初旬-下旬に開催されているイベント”案山子まつり”は今年は第16回:地区自治会内組毎や住民・小学校・福祉施設等の作品が炎天下のなか、田圃や向日葵畑を借景にして立ち並ぶ真夏の風物詩:手作りの創作案山子まつりは市観光PR・地方新聞での紹介もあり知られ、すっかり地元に定着してきた恒例行事です。
     ユーモアある秀作「休憩中の二人・すぐ戻ります…と靴だけを残して」
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R175号の市島支所前を右折して、京都府三和町に向かう県道59号線に入る。一帯には奥丹波の勇将:黒井城主荻野氏の京都府境監視・警護の支城群が点在するが、黒井城攻めの明智光秀にとっても黒井城支城群を落して格好の向城・陣城。 
     ブランコに乗る脱げ落ちそうな赤い靴の少女の目線の先の小山は西山城館
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明智の陣城として知られる多利の小富士山城の後方に位置して、長谷山城(5‐6状の畝状竪堀群)麓を走り”案山子まつり”会場へ到着するが、会場からも日内城・西山城館・岩倉城(織豊系とされる虎口や空堀や方形曲輪が有る)等が望まれます。
       正面の正法寺背後に砦規模の日内城がある
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案山子まつり開場中央を抜けて南の丘陵に向かう県道541号が神池寺へ通じる。丹波比叡と呼ばれる古刹は大塔宮(護良親王)が元弘3年(1333)比叡山や神池寺の僧兵を纏めて挙兵し六波羅を攻めたが敗れ、丹波に退き神池寺に籠もった伝承が残る。いくつか遺る伝説の中でも”澄まずに池”は地元でもよく知られた伝説・2年前にも同テーマ:大蛇題材の出展があった
     会場中央の山間車道を詰めると神池寺(紅葉の名所・九輪草も見られる!?)
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歴史と伝承地を背景にした長閑な田園風景の中・約250m程の農道に展開する丹波市の真夏の風物詩として定着した恒例行事は、其の年の話題性や世相を反映した創作手作りの” かかし”が並ぶ。例年NHK大河ドラマからは「八重の桜」から・日本一早い高校生として話題性の高い”ジェット桐生君”も登場。
今年も”地蔵さん”は健在!! お婆ちゃんにもツイ声を掛けてしまいそう
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今年も原発事故に起因する電力不足・異常な電気料金の高騰からも、エコと省エネ、今年は世界遺産登録の富士山も数点、ゆるキャラの”クマごん”やトトロ等アニメキャラ等を題材とした41体の作品が並ぶが、表情豊かに子供・孫・親子を題材として”ほのぼの”とした情感溢れる作品が好きだ。(年毎に作品数が少なくなってきている様)
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また小溝に流れる水流を利用して水車等を動力として連動させた動く案山子も見なかったが来年は…!! 案山子まつり 2010   案山子まつり 2008   
<案山子まつり2011・2012年版は閲覧カウントが少ないので削除した> 

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