黒田の里:官兵衛まつり 西脇市黒田庄町

近江黒田氏ともに播磨黒田氏発祥の地「黒田の里」は軍師:黒田官兵衛が2014年のNHK大河ドラマ化決定に、荘厳寺黒田家略系図に御着城主(姫路市御国野町御着)小寺職隆の養子となった黒田孝高(官兵衛・後の如水)は黒田城八代城主〈strong>黒田下野守重隆の二男として、此処:多可郡(205年・西脇市に編入した)黒田庄町に生まれたとする「官兵衛の里」として、今年は西脇市をあげて盛上がりをみせている。
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黒田城九代目治隆(孝高〈官兵衛>の兄)の時・石原城の石原氏・丹波高見城主?赤井五郎の連合軍に敗れ播磨黒田氏の城は落・滅亡します。ドラマでは近江佐々木氏流黒田氏・黒田職隆(御着城主:小寺政職の家老で姫路城主)が官兵衛の父として描かれるのかも…?。
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ドラマ化を契機として地元に「北播磨黒田官兵衛生誕地の会」も発足し、地道な調査研究が推められ種々・多方面に亘る活動の盛上がりが今回の「黒田の里:官兵衛まつり」。第一回として今後も静かな”黒田の里”の年中行事として定着されればと思います。
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この日実施されていた丹波市山南町の”石龕寺もみじまつり”もNHK大河ドラマ”足利尊氏”が契機となった恒例行事です。武者行列には播磨攻めに敵対した三木や龍野?だったか播磨赤松!!からの甲冑隊の参加を得、先導の陣太鼓(乱れ打ち!?)に続いて黒田町内を荘厳寺に向かい進む。
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2013年11月17日紅葉の名所でもある荘厳寺を主会場に行われた黒田の里:官兵衛まつりには、武者行列を迎える黒田官兵衛に因んだ「ゆるキャラ」は”へそのかんちゃん?か、姫路の「かんべえくん?」と”黒田ぎゅうべえ”がお出迎え。
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”へそ…”は勿論:日本のへそ・西脇市、”かんちゃん”は幼少期を黒田庄町で過ごした生誕地説に因むものだが。”かんべえくん”だと御着城の小寺官兵衛か?。”黒田ぎゅうべえ”は黒田庄町出身でご活躍のミュージシャン:トータス松本さんによるデザインで特産の黒田庄和牛と官兵衛が合体したモチーフだが、あの顔<右端なので画像では隠れて見えない>や背中の「冷や汗」は稀代の軍師らしからぬユーモアか?。
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いずれのイメージキャラクターも兜は合子形(ごうすなり)でトレードマークとしては有名だが、九州の関ヶ原合戦(石垣原に戦い)の際に一度使用しただけという。甲冑武者行列に此の兜を見なかった?が黒田家家紋の藤巴頭形兜?は有ったかも?。関西でも手勢500の細川藤孝の田辺城を西軍15000が包囲する関ヶ原の前哨戦があり関ヶ原に向かう西軍を足止めさせている。
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関西学院大学の都市研究会が黒田庄和牛背に乗る牛乗り官兵衛や、側女を持たず最愛の妻:光姫とのツーショット、両面使用の記念写真用顔出しパネルを作成。官兵衛の名を冠した各種弁当・寿司・酒やグルメ・プリントシャツや小物の販売や、合唱団による官兵衛組曲?がステージ発表されていた。
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荘厳寺持仏堂に展示公開されている「荘厳寺本黒田家略系図」を拝観して会場を後に本道への長い石段参詣道に向かった。先日は未だ蒼かった葉々も緑から黄・橙・紅葉へと色変わりのグラデュエーションを魅せていた。

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