福本藩陣屋 神埼郡神河町

県道312号(生野道)粟賀交差点を南へ…福本交差点南200mほどで徹心寺(福本藩主池田家の菩提寺)・その南に約200m程・神崎高校の南側角から東へ入るが車道の先に大歳神社の石鳥居が見える。鳥居の横に”福本藩陣屋 御屋敷跡”の石碑が立つ。文化財収蔵庫が国道西側高札場付近に在り、陣屋跡地や町内の高札場跡等には真新しい史跡名プレートを付けた標柱が立てられ、
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福本本陣を中心とした歴史遺産の保護や整備が進められてはいるようです。国道筋の武家屋敷は茅葺き屋根がトタンで覆われてはいるが、雑木・畑地だったところは更地のなっていたので、鳥居と並んで西側に建つ文化センター風の施設「揚羽ホール<揚羽は池田家の家紋>」がある。
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陣屋の名残は大歳神社本殿(藩主屋敷!!)側に残る:池中の島に月見燈篭を乗せ、池を廻る池泉回遊式庭園が拡がり、規模や深さからは船遊式で、蓬莱島を置き・武運長久を祈る大名庭園としての特徴があるという。庭の外周の木樹が伐採された築山が池側に切岸を立てる。
  築山の上部は土塁曲輪!!の屋敷跡?(中央左に藩主屋敷跡の大歳神社が見える)
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築山は幅広い土塁となり曲輪を廻し、此処から大歳神社周囲にかけては屋敷跡の曲輪群の様子。更に西端は深い溝谷が濠ともなっている。此の溝谷から池へ引水されていた様ですが、現状と往時の様子は不詳… 


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