朝光寺 加東市

滝野社ICからは中国道沿い県道17号を「びょうご東条IC」へと東に向かう。上久米交差点から米田小学校が見える一帯は三木城配下の上久米陣屋の在ったところ。交差点を直進する県道17号を東約400m程で朝光寺口交差点に着く。
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途中:東条湖”おもちゃ王国”や三草山登山畑コースへの分岐(案内板がある)もあるが道なりに進んで朝光寺に着く。正確?には朝光寺塔頭の吉祥院前を抜け総持院(朝光寺塔頭)前の駐車場に入る。塔頭の二院とは車道を挟んだ向かいに朝光寺。
  本堂東側北に鐘楼・南に多宝塔と六地蔵石幢や五輪塔等の石碑
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周辺散策には総持院側の駐車場前を少し下った所にも駐車場がありつくばねの滝への舗装遊歩道が整備され滝の手前から山門(仁王門)へと石段参道が続く。朝光寺は白雉2年(651)法道仙人開基を伝える古刹で、もとは裏<境内北側>の権現山にあったが平安末期:文治 5年(1189)に現在地に移されたといわれ、
   本堂内から山門(仁王門)
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また鎌倉~室町初期の建造物が戦禍を免れ遺された本堂【昭和29年3月20日国宝指定】は桁行七間・梁間七間の単層寄棟造本瓦葺き。和様を基調としていますが、扉の桟唐戸や組物中備の双斗など唐様を取り入れた密教寺院の折衷様式の典型ともいうべき貴重な遺構です。鐘楼もまた本堂共に平安末期の建築で昭和29年<1955>国の重文指定)。
(現地朝光寺:社町観光協会案内板参照)
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傍に在る石仏は先の”つくばねの滝”でも紹介していますので、朝光寺鐘楼側から吉祥院前へ出る道筋に立つ巡錫姿の僧は良く見かける弘法大師立像ではなさそう!!。行基が大仏建立の寄進を募り地方を巡錫した姿だろうか?…


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