ささやま玉水 篠山市

例年:丹波(丹波市・篠山市)の歴史・民俗・文化財等の研修・研鑽を目的の会が、交互の市内歴史史跡等の現地見学会を実施している。篠山での開催では予約しておけば、参加人数見合いで其の日に部屋の都合がつく此の店を大概利用する。今回も集合場所近くの網掛から此の店の北方(旧西紀郡宮田)を廻る”篠山西部の史跡めぐり”なので帰路の立寄りには便利。入れ替わり・立ち代わり大型観光バスが出入りし、ツアー客で混雑!!する観光レストラン・特産館併設の”デカンショ村”なので一般客では誰でも簡単に予約して即OKとはいかない筈?。
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昨今は丹波を抜けて但馬の竹田城へのツアーコースに、丹波の山城(篠山市の八上城・丹波市の黒井城)を併せた三城ツアーもあるようですが、丹波市側で突然ツアー客何百人もの昼食を頼まれても対応出来る店は少なく、篠山の此の店により”事なきを得た”と聞いたのが、おみやげ・お食事処ささやま玉水<篠山市乾新町>昔はチョッと立ち寄って利用出来たのも今は伝説!!。
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余程でない限り、おみやげコーナーをひとまわりするだけで出てくるだけになりそうなほど、昼時は引切り無しに出入りする大型観光バスのツアー客専用レストラン。個人だと・先ずガードマンから入店お断りのX指示が出そうです。バス出入り口正面は400名収容可能の大宴会場?。車道沿い大きな「おみやげ・お食事処」のサインボード側におみやげ特産品販売所と其の奥に100数名収容のホールがあり、膳が並び食事中の団体も。特産・お土産販売所とホール入口から2階へ上がると大広間・小部屋の座敷がある。西方に田畑や民家が並ぶ間に忽然と大型バスが10数台並ぶ景観は…
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この「デカンショ村:玉水」の東北方に”玉水百合園・アジサイ園”がありシーズン中(6-7月初旬)には10万本の百合が咲き誇りますが、其の一角に篠山市指定史跡「玉水」があり小公園として整備されています。篠山城の水源でもあり、城主が復元の際、金気を嫌って金具を使わず、鮑貝で掘らせ形もそれに似せ、貝の五つの穴にあたる所に松を植えたと伝えられている。傍らには元禄5年(1692)7代城主松平信庸が建てた「日置玉水の碑」がある。篠山藩御下屋敷(現:兵庫医大付属病院敷地)での「茶の湯」の為・松平信庸により造られた施設で、藩主が松平氏から青山氏に代わった後も茶園・庭園施設とともに[玉水]の水も使用されてきたことでしょう。


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