くつろぎカフェ 多可町

R427号は西脇市街地から杉原川沿いに多可郡多可町中区/加美区を経て播州峠(現在はトンネルで抜ける)を越え丹波市青垣町大名草に降りてくる。佐治宿分岐の小倉交差点を左折、遠阪川沿いの但馬・山陰街道を朝来市山東町に至る国道。兵庫南部(阪神大震災)地震以前・極度に狭い播州峠を幾度か通り青垣町大名草の親戚に向かったことがあった。
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播州トンネルが開通した後も2-3年に一度くらいは播州峠をトンネルを抜け丹波市側や中区・西脇市側へと利用しているが、杉原谷の中央付近からはラベンダーパークの先で丹波市側と分断されていた県道78号が、清水坂トンネル(2012年開通)により解消されてからは、R427を青垣町まで走ることは少なくなった。西脇市からは”道の駅R427かみ”を過ぎると加美区鳥羽から山寄上に入ってくる。
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R427号線は朝来市・丹波市・多可郡に跨る三国岳や加美アルプス・雄岳三山から千ヶ峰への登山口として、門村構居笛草城等への山城探索に利用してきた。「かみ」は”加美町地鶏”で知られていたが今では”播州百日どり”ブランド名で有名だが、日本一の手漉き和紙の里としても知られた。
  かぼちゃスープは皮も…
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古代より公家に用いられ・中世武士階級の公用紙として全国20ヶ処程で生産されるようになり杉原紙の名は知られるところとなったが原産地がどこなのか不明だった・大正期には生産者もなく[幻の紙]とも云われたが、和紙研究家により「播磨杉原」が其の発祥地であると実証され、「道の駅R427かみ」に研究家の蔵書等を展示する壽岳文庫・杉原紙研究所…等があり技術伝承や体験を通しての「杉原紙」発信基地になっている。青垣町のカフェで会ったグラフィックデザイナーの方も似顔絵等に厚手の手漉き杉原紙を使用されている。
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播州峠へ向い集落が途絶え・道の駅を過ぎると山寄上集落との間・町境から杉原川上流の橋を渡る国道筋右手が”さくら公園”だが、未だ公園名はなかった?頃、河原に一度子供を遊ばせに大名草側からトンネルを抜けて来た事があった。杉原川側”さくら公園”とは国道を挟んだ向いに、くつろぎカフェ(多可郡多可町加美区山寄上)がある。此の10年ばかり、国道側の高みにログハウスが建っていることと、喫茶か?・手作り工芸品等の店では?と思っていたが、普通は気付かず通り過ぎてしまう所だが!!入口にサインボードがあり、坂道の先に店の駐車場はある。
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このログハウスが今年(2016)1月オープンしたばかりのくつろぎカフェ。7:30-8:00には開いているモーニングは当初・トースト等パン類があった様?だが現在は和食のみ。しかも手作り・野菜類・調味料も100%オーガニック。ご飯は五穀米に赤米入り。食後の飲物・珈琲は播磨方面の店に多いN&C(成田珈琲)だが特別にオーダーされた豆といい、砂糖・フレッシュにも自然派の拘りがあるオーガニックカフェ・レストランで、かぼちゃスープは皮まで煮込んでいる。調味料の塩はモンゴルの湖塩だったかな?。
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旦那さんはR427号播州峠越えか、冬場は積雪状況により清水坂(小春ロード)を内尾神社に下り氷上町へと丹波市側へ通勤されている様だが、西脇市街地への通勤よりは近いのかも…?。周囲を緑一色に囲まれた静か過ぎる環境だが、二匹?のペット犬が用心棒には?心許ないが慰めにはなっているよう。店内には地元作家か?ADACHI A氏のさくら公園と上の画像と同じ店入口附近の絵画が掛けてあった。2020年蔓延し始めたコロナ禍のなかで休業されたものか?「サインボード」を見ない


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