加西アルプス 加西市

小谷城山麓の石仏等を巡ったあと、県道23号を南下・Cafe花ようびの先50m程で分岐する43号を走る。播磨下里駅舎を左手に見て北条鉄道を渡ると王子町の三叉路交差点。右斜め手前方向の県道81号側にスタート地点の善防公民館・さらにその先の古法華自然公園入口にも駐車場があり、
  善防山(善防山城)から笠松山への稜線
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幅狭い切通道が古法華寺・アトリエ館に通じており、切通の真上には善防山251m-笠松山244m縦走コース中のポイントの吊り橋がある。43号王子町交差点に南「下里農協前」神姫バスのバス停側【神姫バスなら橙色イメージだが観光バスに使用されいる?青色のバス停表示】から貯水池横を山に入っていく登山口には”善防山本丸登山口”の道標を見る。
  下里コースの岩尾根からの善防山(南郭-主郭)
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此のルートで善防山を目指すのは3度目だが、以前より”加西アルプス”?の名称があったのかは知らない。北播磨周辺には加美アルプス<槍ヶ峰・奥雄岳-西雄岳…>や小野アルプス<紅山-惣山(小野富士)>があるが…加西アルプスは善防-笠松間・丁度中間点で吊り橋(古法華寺へ通じる切通の上に架かる)を最低鞍部!?に、大きな起伏のない緩やかな尾根コース。
  善防山(善防山城主郭・本の丸の自然石の櫓台?)
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…公民館から貯水池沿いに登山口に向かう道すがらに望む善防山の稜線附近の岩盤は稜線に出て尾根筋を辿るコースに入ると、遠望した岩稜歩きは想像通り・期待を裏切らない。善防山頂部に向かう岩盤の急斜面に・以前は短いロープが1-2ヶ所程あったと思ったが、今は上部に向い延々とフイックスロープが続く。下里←→善防山間の登山者は少いようだが、濡れた岩場を安全に下る場合の利用価値は大きい。
  加西アルプス中間点の吊り橋
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岩場を上りきって樹林帯に入ると善防山第二頂上(善防山城南郭)の手前に「富士山行き」と地元の人しか分からなそうな「牧場行き」の下降ルート分岐点標識がたつ。途中に東出丸(物見台)があるらしく、気にはなったが激下降らしい旧道?(登山道)が分岐する附近か!!?。加古川(志方の城山)や小野・三木方面監視の出曲輪らしい?が、二峰の南郭自体が自然露岩と小さな曲輪だけ、唯一・石積みを切岸とした立派な曲輪遺構が此処には遺る。 
    笠松山山頂の展望塔からの善防山
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広い山頂平坦地の中ほど”本の丸”櫓台状巨石群の上に「善防山」の山名標が掛かる北郭(主郭)が、地元では富士山と呼ばれているのなら、私の”ふるさと富士”に追加すべきか?。主郭北端の帯曲輪から望む笠松山への稜線右方(北)に当地でも有名な長石(おさいし)の石切場が見えるが、長山が長富士と呼ばれていたような(今も?…)。
  古法華寺-善防中学校側駐車場への切通(↑に吊り橋…!!)
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加西アルプスの中間点・吊り橋から古法華寺へ降りられるが、吊り橋からの縦走路が整備されており、岩尾根歩きと長石の石切場を間近に望みながら途中・古法華寺からのコースと合流して、展望塔・休憩所のある笠松山を目指す。時間があれば其の儘尾根続きを自然公園のダム湖堰堤へ…延ばして古法華寺へ戻れば、桜の季節は更に大満足な山行になるでしょうネ。


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