猪崎城 Ⅱ 福知山市

三段池公園は慶安2年(1649)三河刈谷藩から4万5900石で入封、寛文9年(1669)島原藩7万石で加増移封となった福知山藩主:松平忠房が手掛けたとされる三段池を中心とした総合公園で、動物園・植物園・児童科学館や体育館・野外音楽堂・池を巡る遊歩道等もある市民の憩いの場。
    猪崎の城から由良川に架かる音無瀬橋・福知山城も見える…!)
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先のブログ洋菓子マウンテン側の三段池公園駐車場を西に廻り込むように上り坂を進む車道が大池を挟んで”癒しの喫茶山段亭前”を抜ける。以前の店「音響茶房」も今は店内にBGMもなく…池畔の癒やしの空間…。
  大手登城口(遊歩道左手の段曲輪・最奥が主郭)
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猪崎城へは”山段亭”の先・約100m程で着く墓地前の分岐路を左手前の細い道側、直ぐに城山登城口を示す石標や縄張り絵付き案内板が立ち、一般的な訪城ルートの入口だが大手道でもあったよう。…車道向かい:この城址碑の前に出てくる草むした生活道路?が南へ下っていく。
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城サイト管理者の訪城記事を殆ど見ることがないが…集落内の小さな祠周辺が将監城「?…市遺跡地図には将監遺跡とある。猪崎城は監物山城とも呼ばれ塩見監物利勝が城主の丘城、”将監”の称号名をもつ此処は、監物と将監の人物像なり関係は不詳だが、空堀・土塁で守備した居館とも思える…」
   土塁空堀・中程の塹壕?(主郭虎口側の櫓台)下にあり大手筋に横矢掛の位置
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ホームページ上の猪崎城は2002~2007年頃のレポートなので内容も添付写真にしても現状とは異なる…山上主郭までは遊歩道はあり主郭東端には記念の歌碑等もあったが、主郭切岸下部三方を囲む空堀・土塁は雑木藪・篠竹まで繁茂し空堀を埋め、南側の帯曲輪・段曲輪も猪に掘り返され荒れ放題の状況だった。
  空掘が切れる西曲輪と帯曲輪
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其後も何度か訪れたが更新していない…福知山城(元:横山城)塩見頼勝の三男:筑前守利勝により天文年間(1532-55年)に築かれたのが猪崎の城と呼ばれる。猪崎城と将監城を参照願います。
  三角点標が埋まる矢倉台からの主郭部
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