ソビエト戦車 A-44 (Papercraft)

海外サイト「PaperCraftSquare」内で見つけたソビエト戦車A-44(T44)はソビエト連邦で第二次世界大戦末期に開発され、冷戦時代初期にかけてソビエト連邦軍で使用された中戦車。
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ソ連軍はT-34を1940年に正式採用され、1941年から始まった独ソ戦で初めて実戦に投入され、当時としては機動力・火力・防御力ともに先進的な戦車は、ドイツ軍をして「T-34ショック」と呼ばれる程大きな衝撃を与えたが、配備数は少なく・戦術の知劣・乗務員練度の低さ…もあって実力を発揮できていなかった。
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ソ連軍の主力戦車「T-34」中戦車の後継となる新型主力戦車の開発過程でT-34M/T-43等の試作中戦車が誕生したが「T-44」は独ソ戦開戦前の1941年プロジェクトが開始されたが、ドイツ軍侵攻により工場・施設の移転等で開発が頓挫した。
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1943年「T-44」として正式採用され・ドイツ軍から奪い返した工場で生産が開始されたが、実戦投入の量産は行われず実戦に投入されることなく、習熟訓練中に終戦を迎え、その後も実戦配備されることなく、T-54が配備されると第二線部隊に配備されたり訓練用として使用され、
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軍の機密情報が開示されるまで・軍のパレードや写真で公にされることはなかった。時代を先取りする優れた車体構造にもかかわらず、砲塔とその備砲は前代のT-43/T-34-85を踏襲しており、登場した時点ですぐに陳腐化…登場と同時に武装を強化したT-54配備までの繋ぎに甘んじることを宿命づけられていた
  

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