天下三槍 Ⅱ 前田慶次(郎)の南蛮笠式兜と素槍(皆朱槍)

天下三槍Ⅰには一般的な素槍(直槍・徒槍)を三槍に追加し比較のため並べてみた。軽・雑兵に持たせて隙間なく鋒を揃え突き進む戦術を合戦のドラマカットでよく見掛ける「素槍」だが、此の槍は格式の高い「朱塗りの槍」で前田慶次(慶次郎)が所持していた皆朱槍。”兜飾り”のなかでも異彩を放つ特異な前田慶次の南蛮笠式兜には
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慶次所用の「皆朱槍」も一緒に飾ってみた…が作り置き「刀架け」や「槍立て」に収めてはみても、長過ぎて「箸にも棒にも…」。画面の「縦にも横にも…」納まらない…ので槍の穂と太刀打ち部分大ふへん者と記される前田利益というより前田慶次の通称名で知られ、旗指物を映し込んでみる
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"…不便斎”を名乗っていた時期もある相当な「文化人且つ・ふへんもの!?」だったよう。ふへん者(武辺者)=優れた武士を指す言葉で・大を付けることで軍の中で一番優れているのは自分だ…!!との自己PR?。前田慶次(慶次郎)…等複数の通称をもつ戦国期・最強の武将に数えられる一人。滝川一族で前田利家の義理の甥前田利益
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ユニーク過ぎて!!実像が掴みにくい人物だけにweb検索等で前田利益や前田慶次…を再確認してください。また上杉景勝の家臣(家老)直江兼続と「大ふへん者」戦国一の“傾奇者”前田慶次(利益)とは西軍にあって身分の差はあるが:ともに東軍の最上義光軍と戦った同志?でもあった。

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