栗柄峠 Ⅰ 「谷中分水界」 篠山市

日本一低い谷中分水界(95.45m)が向山連山に三方を囲まれた丹波市氷上町の「水分れ公園」にある…が、篠山市側にも西紀地区から宮田川に添いの県道97号(篠山三和線)を西紀地区内でも標高が尤も高い最奥の栗柄集落の中央付近に「倶利伽羅不動の滝」・「くりから谷中分水界」の案内標識と案内板を見る県道69号(春日栗柄線)分岐栗柄峠T字辻に着く。宮田川はR176号JR丹波大山駅近く
         栗柄峠(県道97・69号分岐点):左手丘陵上に栗柄砦がある
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少将山城傍で篠山川に合流し西方へは加古川を播磨灘に・一方東の丹南篠山IC近くから南へは武庫川が大阪湾に流れ出る。「栗柄峠」の県道69号分岐を直進する県道97号は鼓峠に至り本郷・草山温泉を経て三和郵便局でR9号に出る。「栗柄峠」分岐東150mで北方の栗柄ダムサイトへ向かう県道509号が杉谷(484m)・高王山(543m)との山間を抜ける県道509号(桑原栗柄線)が桑原から本郷・草山温泉や、
      県道97号から(観音堂道と右に栗柄ダムサイトへの県道509号と端に砦跡!
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箱部峠をR9号「菟原」へも通じ、共に府県境を京都府側は友渕川に流れ土師川に合流・土師川は福知山市内で由良川を若狭湾に至る。鼓峠を栗柄峠へは宮田川だが杉谷(点表名)・高王山を濫觴とする杉ヶ谷川が県道509号(栗柄ダム)・栗柄観音堂前を滝ノ尻川となり倶利伽羅不動の滝へと突如:県道69号(春日栗柄線)沿いの北方へ突然!?流れを変え丹波市春日町・市島町へ竹田川となり、
         栗柄ダム
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土師川に合流して福知山市街地に…。県道97号・県道509号からは僅か150m程だが宮田川に合流しない二つの川(鼓峠・杉谷の二つの分水界と平地内にも同じ方向に流れながら突如方向を転じる全国的にも希有な)の河川争奪地形が観察できる希少な水分れの里。「栗柄峠予告!」栗柄峠は天正4年(1576)明智光秀による丹波攻め第一次「黒井城攻略」の大敗に春日町から栗柄峠-鼓峠を
      栗柄ダムから栗柄集落内を県道97号・丘陵裾を宮田川・杉ヶ谷川は
       ダムから県道手前右端へ流れを変え倶利伽羅滝に落ちる
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京都三和町-亀岡市へと逃避し滋賀県:坂本城へ帰陣したルート。交通の要衝ともなる栗柄峠を監視するポイントだが城砦遺構で知られるのは栗柄砦だけ!。其れも黒井城の荻野直正や三尾山城の赤井幸家(実弟)の持城とされるが?織豊系縄張りの虎口形容からも光秀が再侵攻時に築城した城砦と考えます。
     篠山市の八ヶ尾-小金ヶ岳-御嶽三山から丹波市境の鋸山-三尾山-
     妙高山-五台山…へとチャート層・輝緑凝灰岩層等丹波古生層の岩峰・岩稜が走る
     西ヶ嶽登山口を栗柄集落に入って直ぐ目立つ断崖絶壁上部先端部は幅狭い岩尾根

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宮田荘荘園官吏や永正年間の細川氏内乱に起因する福徳貴寺合戦…等に関連する?、栗柄地区周辺に2-3の城砦遺構が残る様子。倶利伽羅不動・観音堂や福徳貴寺の丹波修験や双方に残る蛇:竜の鱗伝説…等々を古文書等:記録や伝承等の検証も出来ていないので詳細を欠くかも知れないが:少しずつでも紹介していくつもりです…m(_ _)m
         

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