稲荷古墳とヤマザクラ 丹波市

春日町から氷上町に抜ける天王坂は忠臣蔵で知られる大石良雄の妻”りく”が 但馬へ戻る時に通った峠で大石りくの森に伝承が残る。その天王坂への上り坂分岐点から直ぐの地点。
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春日町長王地区に長王城(長見城・長見砦)や長王城からの稜上尾根に城砦らしい地形を見つけての探索途中に訪ねた稲荷古墳とヤマザクラは山麓に朝霧の立ち籠める藪の踏跡の先:猪鹿避けフェンスを開閉して入る内側に案内標柱が立つ。
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杉木立のなか山の斜面上方に大きなヤマザクラが見える。遠目にも一本の幹の途中から二本に分れて延び上がる姿があり・側に小さなコンクリート造りの稲荷神社祠が建つ。カテゴリ古墳を閉鎖した経緯からの詳細や石室内部画像は割愛する。
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ヤマザクラは此の稲荷古墳の石室(幅7.8mx高さ2.3m)の蓋石の東半分を抱くように、幹から数本の太い根が根を張り・しっかりと此の墳墓を護ってきた自身に溢れた力強さと奇観を呈する大木で、地表から2m程で幹が二股に分れる:
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目通り幹回り4.13m・樹高約27m・枝張東へ約11.5m・南へ約11mあり丹波市最大で春日町の天然記念物(昭和51年12月9日)指定されている。(平成29年(2017)3月 市教育委員会の案内板を参照)次回は開花時期に訪れたいものです

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