犬次神社 西脇市

JR加古川線「新西脇」駅の真東・堀町の比延谷川沿いに犬次神社に向かう真南の丘陵上に目立つ”アンテナ山”と素っ気なく呼ばれる宮前山へは・むかし高松町の長明寺(源頼政の鵺退治像がある)から無名峰(点名:和布 三角点)~宮前山(アンテナ山 342)…金城山へ登っている…がアンテナ山へは高嶋町から比較的ラクに登れそう?。
       比延谷川を渡ると犬次神社:左奥は西脇アルプス・大坂山450mか?
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犬次神社へはR175号「上戸田南」交差点の南で左折・加古川に架かる幅狭い鉄橋を渡り・比延谷川に沿って神社傍まで工場と駐車場が続く”いけうち(堀工場)”を目標に向かう…犬次神社由緒によると:起源は古く「播磨風土記」によると此の地は
       比延谷川沿い端に専用駐車場と橋の前にJR踏切と犬次神社
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託賀(多可)郡都麻乃里の比也野に当たり第15代応神天皇(仲哀天皇・神功皇后の子:仁徳天皇の父)日本書紀の誉田別命(ホムタワケノミコト)・播磨風土記は:品太天皇(ホムダノスメラミコト)が此の地で猟をされた際:一頭の鹿が前に立ち”比々”と鳴き…声を聞かれた天皇は供人に命じで射ることを止められた
        橋を渡るとJR加古川線踏切の先が随神門
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…故に其の山を比也山(比延山城があり所在が比延町・鹿野町だが!?)・一帯を比也野と呼ぶようになった。また巡幸された際:この山で鈴を落された。鈴は貴重品・天皇の落し物でもあるため、家来一同必死で探したが見当たらず土まで掘って探し見つけることができ・故に山を「鈴堀山」という。
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犬次神社伝承の鈴堀山が宮前山の事か?:数曽寺山塊の大坂山(西脇アルプス)を指す?のかは知らないが堀町集落の名称「堀」も是を起源としている。また天皇の御猟犬:麻奈志漏(マナシロ)が猪と闘って死んだのを哀れみ葬った岡の西にある
          犬次神社随神門を潜ると目の前に反り橋・拝殿
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犬墓の地に建立され「犬次九社大明神」と呼ばれ:明治7年神社庁認可を得て「犬次神社」…犬塚神社が犬次神社”と転訛した。田畑を荒らす大猪を退治してくれたマナシロの墓を住民が守っていくうち・犬はお産が軽いことから
       金城山を望む神社背後の宮山(宮前山=アンテナ山)が鈴堀山?
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”「安産守護の神」として祀られるようになった。子供の遊び場ともなっている?拝殿に奉納絵馬(平成 甲戌(平成6年)1月)…が一枚だけ掲げられており白犬の麻奈志漏(マナシロ)なのか…安産祈願の絵馬なのか?。
        犬次神社隨神門・拝殿前に掲げられる地名由来・由緒説明案内板
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妊婦の腹帯を戌の日の締める風習に基づく信仰だが・犬次神社の本殿背後の「砂受場」で砂を一握りいただいて半紙に包んで持ち帰り・安産を祈願し無事出産が済めば…その砂を持って”お礼参り”をするのが”しきたり”。神社だが創建当時より鳥居はなく…参道への橋を渡る正面南手前には鰐口が吊り下げられた仏堂らしい建物・
      拝殿に掲げられた白犬の”絵馬”は安産祈願か?:犬塚の麻奈志漏(マナシロ)か?
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向かいには小さいが瓦屋根付き鐘撞き堂が建つ犬次神社の神宮寺の様?。本殿の祭神に武甕槌神(武神)・天照皇大神・誉田別命(応神天皇)三社を合祀。犬次大明神には迦具土神(火の神)・宇迦魂神(稲荷社)・建速須佐之男命(ヤマタノオロチ退治の男神)が合祀されている。いずれも古事記…等神話の世界が楽しめる…
          犬次神社:拝殿と本殿
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神宮寺を抜けると直ぐ比延谷川に架かる三栄橋を渡ると・目の前がJR加古川線(新西脇)・JR比延駅間の中程の踏切。渡ると随神門・反り橋を渡って拝殿前に…。神宮寺から神域に入っているので結界の鳥居は必要ないのかも…。
境内説明案内「犬次神社由緒」…・Wikipedia…参照

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