蛇切岩の猟奇伝説   舞鶴市字与保呂

舞鶴市与保呂地区に日尾池姫神社が在る。此処から与保呂川上流の桂川に向かう林道?沿いの数ヶ所に蛇切り岩→への案内標識を見る。その昔:多門院(綾部市・福井県高浜町に境する三国山東麓)の黒部に「おまつ・おしも」の美しい姉妹がおり、二人が与保呂の奥山へ芝草を刈に出掛けた或日・美しい若衆に出会った。
          日尾池姫神社(与保呂)
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以来おまつはこの若衆に惹かれ心に深く刻み込まれた。おまつには親の勧める縁談がもちあがり、おまつの若衆に対する恋心は妹おしもにも見透かされ・姉を家に連れ帰ろうとするのを拒み、行く末を悲観して池に身を投じて大蛇に化身したという。それからは大蛇が暴れ災いが起こるのでは…と噂が広まり、村人たちが此れを退治しようと牛を模したモグサに火を点け・池に投げ込んで食べさせた。
         堂田神社(八反田南町・亀岩交差点近く)
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火の点いたモグサを呑み込んだ大蛇は火に苦しみ・のたうち回り、池の水は大洪水となって溢れ出し、流された大蛇は下流で岩に当たって三つに断ち切れたという。其の岩を蛇切岩と呼び・村人たちはおまつの直向きで純粋な恋心を哀れにおもい、また其の祟を怖れて頭部を日尾池姫神社蛇頭松姫大神として丁重に祀った。それ以後:不思議なことに日尾池姫神社には「おまつ」の因縁なのか?松の木は一本も無い。
           堂田神社側から亀岩交差点 ・亀岩城
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亀岩城(行永城)の西約200m程の堂田の宮(八反田南町)に胴を、尻尾は行永・森地区(畝状竪堀群が城域を取り囲む森城が在る?)の大森神社(弥加宜神社)に祀ったという。美人姉妹なのに!?妹「おしも」は”なにかの権化”だったか・謎の若者のことも:話に出てこないが続編があるのかな…?。(当地:日尾池神社の案内板・舞鶴市史を参照)

       藤ノ木橋物語 「日本一低い中央分水界・水分れ公園」 丹波市
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池や大川の淵や谷川の滝壺には、蛇や龍…に姿を変えるがよく似たストーリーの伝承は数多い…下記にホンの一例ですが ”山城”序でに…
  布引滝の竜宮城伝説・(滝山城<布引城>) 神戸山手
   蛇池伝説 ・"(東下城(山田城)) 神戸市北区
  倶利伽羅不動滝の龍伝説・(福徳貴城栗柄砦・栗柄東砦…等) 篠山市  
  藤ノ木橋物語・(石生西河原城・四ノ山砦) 丹波市

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